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テコンドー
テコンドー 漢字では「跆拳道」と表記し、跆は「跳ぶ、蹴る、踏む」等足を使う技を、拳は手を使う技を、道は礼に始まり、礼に終わる人としての道を意味しています。
テコンドーは1955年4月に、当時韓国の陸軍少将であった故・崔泓熙(チェ・ホンヒ)氏[1918~2002]によって唐手(空手)や朝鮮古武道(テッキョン)も参考にしつつ、研究開発され体系化された近代武道です。
東洋の倫理道徳を精神的根幹とし、攻撃と防御の方法には軍隊戦術を採択し、現代科学の原理をもって人体の持ち得る最大のパワーを出せるように体系化されています。
テコンドーはその後も今日に至るまで研究と開発が続けられ、現在テコンドーを実践する多くの人々によって世界130ヶ国以上に広められ、現在の修練者人口は3800万人にも達していると言われております。数ある武道の中では歴史的には後発ながら急速に普及してきているのです。
テコンドー精神
礼儀(れいぎ:COURTESY)
人々が守らなければならない最高の規範であり、社会生活を円滑にするため、多くの聖人君子が定めた不文律と言える。
廉恥(れんち:INTEGRITY)
正誤をわきまえ、仮に過ちを犯したとしても自ら恥じる良心。
忍耐(にんたい:PERSEVERANCE)
耐えることは徳であり、耐える者には幸福と繁栄が訪れると言われる。どんな実力者であっても、目標を達成しようとするとき、忍耐力を持って絶え間ない努力をしなければならない。
克己(こっき:SELF-CONTROL)
自分自身を抑制することで、自身の弱さを勝ち、克服することが本当の強さと言われる。
百折不屈(ひゃくせつふくつ:INDOMITABLE SPIRIT)
平素は謙虚で正直なのは勿論だが、正義側に立ち、どんな強大な敵であろうと、少しも屈せず怯えることなく最後まで果敢に邁進する事。
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